負けるわけにゃいきまっせんばい! 47
さてさて、このこjとが、更に厳しい生き方を余儀なくさせられることは、火を見るより明らかですが、これで自分が何ぼのものか、その真価がはっきりと認識できるんです。その結果、泣いても笑っても、自分はそれだけのものでしかないんですから。これまで不透明だったものが、透明になるだけでも、納得できると言うか、踏ん切りがついて精神衛生上いいじゃありませんか。
でも、簡単に退却は出来ません。これまで費やしてきた人生を投げ出して、負け犬になるわけにはいかんのです。迷惑をかけっ放しの妻や親兄弟の手前も。 先にも述べましたように、極言すれば劇団は創立メンバーのものなんですから、そこに何か不満があれば、自分が外に出て同士を募り、新しく劇団を結成すればいいわけで、ただその創造活動が、多くの人たちに認められるかどうかは別問題です。しかし、その劇団制にも疑問を持ってしまったのですから、劇団という小さな枠にはまらないで、必要なスタッフ、キャストだけを集めて制作する、プロデュースシステムという、大きな世界にチャレンジしてみるしか進む道はなくなったのです。 これで食べていければ、たとえかつかつの生活だとしても上々だ、本音というか欲を言えば、収入も十分に潤ってくれて、少しばかりお金が貯まり、自分の好きな芝居を、気の合った仲間たちとプロデュースして、舞台に乗っけられたらいいなあなどと、夢を見たのですが、それこそ夢は正に、夢のまた夢で、現実はそんなに柔なものではありません。 いやはや、これからの八年間もまた惨憺たるものでした。
by masashi-ishibashi
| 2008-07-10 11:30
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