石橋雅史の万歩計

弱き者それは汝なり

 猫の目のように変わるというのも困りものだが、今は百年に一度の金融危機だとかで、これがどんと居座って何年先までも好転の兆しが予測できないというのだからもっと始末が悪い。私など初手から貧民なのだから長年鍛えられて来て、少しは抵抗力があるが、それでもとんでもない時代に生を受けたものだ。私の知人にも散々働いて定年で貰ったなけなしの退職金を、老後のためにもう少し増やそうと迂闊にも株に手を出し全くの紙切れとなってしまい、鬱病になっているのがいますが、社会の情勢は深刻そのもの。貧乏人のマネーゲームは論外だが、企業の縮小、倒産による大量の派遣社員、契約社員の解雇、それと同時に社員寮からの追い出し。この年の瀬にどうするんですか? 精神状態の不良、体調の不良を訴える人が大勢出来しているとか。国は国で政策だ政治だと与野党メンツの突き合い。「メンツの突き合いほどほどに待たされる身はたまらない」と朝日新聞の時事漫画に山田 紳さんが書いてましたよ。ほんとにどうなっているんですかねおっさんたち。このキッカケを作った張本人は一体誰ですか?
 これも今朝の朝日新聞の天声人語に書いてあったことで、私も先日読んだ記事と写真に感心させられ驚嘆したものです。アサギマダラというチョウのことですが、この美しくか弱そうなチョウは春には北へ、秋には南に下る「渡り」で知られているんだそうです。夏の高原ではふわふわとあまり羽ばたかずに舞うのだそうですが、いざ渡りとなると何と千㌔超を飛翔するのだそうです。あの可憐な姿からは信じられないたくましさだ。翻って私たちの力はどうにも情けない。飛べず、ろくに泳げず、敏捷性や走力は霊長類でも並以下だろうと書いておられる。あの美しい羽がボロボロに擦り切れた写真を見て、千㌔超を飛翔する精神力、チョウに精神があるかどうかは知らないが、その生命力には驚嘆する。人間の「裸の生命力」は知れている。「今年も多くの人が天変地異に泣いた」とも書いておられる、この天声人語全体に書かれている意図というかテーマは少しばかり違うようだが、「弱きものそれは汝なり」そうです私のような気がします。あの可憐なチョウ、アサギマダラにはかなわない。
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by masashi-ishibashi | 2008-12-19 18:54
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俳優石橋雅史ぶらぶら日記
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