石橋雅史の万歩計

負けるわけにゃいきまっせんばい! 100

 <護身術>

 さて、ややこしいわけの分からないことばかり喋ってないで、悪役としては己の身を守る術、護身術の話でも少ししましょうか。
 さあ、来たぞッ。こいつは少しばかり面白いかな――。それともまた、ばかばかしくって退屈なことを開陳し始めるのかなってお思いでしょう。そうなんです、実は後者に近いんです。なかなか美味しい話はありません。
 これまた辞典で護身術の項をひもときますと。「不意に襲われたとき、身体を守る心構えと技術」と書かれています。それには徒手を主体とした攻撃・防御の方法を研究している柔道、合気道、空手道などが好適とも。
 まがりなりにも私は空手家の端くれですから、お得意とする範疇ではあります。たしかに不意を襲われたときの、護身術としての防御技は、いろいろな状況を想定して研究され作られています。しかし、これらの技はその場に当たって敏速かつ的確に対応できなければ、何の役にも立ちません。それにはまず心の落ち着きです。〝落ち着き〟つまり平常心ですか。これはよほど自信がなければ身に備わりません。
 護身術は体術です。記述を読んだり、図解を見たりしただけで、体得できたら何の苦労もありません。体術とは読んで字のごとく身体で覚えこむものですから、毎日毎日いろんなタイプの相手(人によって体格も、力の差も、癖も千差万別、百人百様)と、血のにじむような稽古をして、長年の間にやっと体得できるものです。それではじめて「機に発して感に敏なること」、事に当たって、思考ではなく肉体が反射的に対応するんです。
 書店などに数多く並んでいる、いろんな武術の、図解入りで理論的な指導書がありますが、あれはその道を修行中の人が読んでこそ、はじめて参考になるものであり、また現代は大昔と違って、マンツーマンではなく、一度に多数の人たちを教えることが多いため、側面からの、補助的な教範本として意味を持つものです。ですから私が書いているこの本の目的からも、ここではあえて技術的なことは書きません。期待はずれで残念でした!
 しかし、私はいつも皆さんにこう言っています。一番の護身術はですね、わが身に危険が及ぶようなことをしたり、またそんな場所は避けて通ることだって。
 迂闊であったり、変にいきがったりするのは、一番愚かなことですよね。避けることなんか、少しも恥ずかしいことじゃないのですから。自分から危険を呼び寄せるようなことをしてはいけません。
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by masashi-ishibashi | 2008-09-23 14:17
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俳優石橋雅史ぶらぶら日記
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