石橋雅史の万歩計

負けるわけにゃいきまっせんばい! 82

 近所の医者などは電話で往診を頼んでも、今はどうしても手が外せないから、よんどころなければ、救急車を呼んでくれと言った次第。そりゃそうだろう無理からぬ話。それでも冷たいじゃないのこの危急存亡? いやいや存亡はいらないな。こんな時に何を悠長なことを言ってるんだ。このとんちき藪医者め。救急車なんかみっともなくて呼べるか! なんて虚勢を張ってはみたものの、何ともかとも耐え難く、虚勢などは脆くも崩れて、助けてください神様仏様。普段は無神論者みたいなことを言っているくせに、このときばかりは格別と、見栄も外聞もあらばこそ、救急車のご厄介になり、パジャマ姿をタオルケットに包まれて、哀れな格好で救急病院に送り込まれると言う顛末。
 そこで映画の撮影ならぬ、CTスキャン撮影だ何だかだと、検査漬けにされましたが、何も原因が掴めないのであります。しかし、医者はいろんなことをカルテに書くものですね。
「病名、椎骨脳底動脈循環不全。所見、突然のめまい、悪心、嘔吐あり、症状強く持続性の為入院となる。入院時、回転性眩暈、方向注視性眼拒、平衡障害等の神経症状あり」等。これを見ただけで不安神経症になっちゃいますよ。
 ともあれ、それはそれは想像をを絶する物凄い眼眩みと嘔吐が、途切れも無く一日中続くわけですから、そのままでは本当に気が狂ってしまいます。そこで点滴を繋がれたまま、二日ほど薬で眠らされていたんですかね。わずかに症状は治まってきたものの、まだちょっと頭を動かしただけで、強烈な回転性眩暈が襲いかかり、起き上がって床に足をつけようとすれば、まるで厚手のスポンジの上を歩くが如しで、バランスがとれず、前後左右につんのめり這いつくばってしまうとあって、ベッドに寝かされたまま、尾籠な話ですが排便排尿もままならず。尿意はあれども<なに>が機能せずといった体たらくで、看護婦さんを煩わせ、管で小便を出してもらうという惨めな有様です。しかしあれはあまり格好のいいものではありませんね。それよりも看護婦さんの方がきっと嫌がっていますよ。粗末なものを見せられて。
 その後の検査も、ストレッチャーか車椅子での移動と、さながら廃人同様。結局、最終的に見つかったのはなんと、風邪のウイルスに侵されて、炎症を起こした前庭神経の無残な姿でした。前庭神経とは、内耳にあって平衡感覚をつかさどる三半規管の情報を、脳に伝達する左右対の神経だそうで、この片方が打撃を受けていたんです。
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by masashi-ishibashi | 2008-08-26 13:25
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俳優石橋雅史ぶらぶら日記
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