石橋雅史の万歩計

負けるわけにゃいきまっせんばい! 44

 昭和三十年代(1955~)のマス・メディアの発達、特にテレビジョンの出現による様変わりは驚くばかりで、草創期には、まだどこのテレビ局もテレビドラマのオンパレード。何を放送したらいいのか、試行錯誤していた時代は、ドラマが一番手っ取り早かったんですかね。初期のドラマは全部生放送です、だいたい二日間リハーサルの一日本番でNGはききません。セリフを間違えようが忘れようが、着替えが間に合わなかったり、慌てて次の場面のセットを間違えたりと、どんなアクシデントがあっても時間が来れば終わっちゃうんですから。ドラマはバラエティーのように笑いを取ってごまかすわけには行きません。しょぼんとしてスタジオから出てくる姿はみじめです。ですから、オープニングの音楽が流れて本番に入る時、十秒前…五秒…四…三・二・一とフロアマネージャーのカウントダウンの声を聞き、キューサイン(cue、ラジオ・テレビで演出家が手の動作で示す開始の合図)が出るまでの数秒間、本当に心臓が締め付けられて寿命が縮まる思いです。それだけ大変なのに、一度などロケーションで撮った映像のアフレコ(アフター・レコーディング、後から声や音を録音すること)が間に合わず、本番中にスタジオのテレビモニターを見ながら声を入れ芝居を続けたことがありますからね。外国映画の吹き替えなども生放送のものがありまして、誰か一人が台本のページをうっかりめくり間違えたら後はもうしっちゃかめっちゃか。今はテレビドラマもビデオなどという強い味方がありますからね。あの頃生きてきた連中はつわものですよ。話はちょっと余談にそれましたが、昨今はテレビ本来の、メディアの使命というか、姿に落ち着いてきて、俳優もいろいろなジャンルの番組に出演していますけど。
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by masashi-ishibashi | 2008-07-07 14:13
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俳優石橋雅史ぶらぶら日記
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