石橋雅史の万歩計

腰痛

 こんなことで弱音を吐きたくはないのだが、ここひと月ばかり凄く腰が痛い。それが朝床から起きるときなのだ。起きてしばらく動いているとさほどでもなくなるのだけど、とにかくふとんから抜け出して起き上がろうとした瞬間に、ズキーンと激痛が頭のてっぺんまで突き抜けうーんと唸って両手をつき身体がかたまってしまう。待てよもしかして椎間板ヘルニア? 若いときから負けてたまるかと、肉体的にも精神的にも頑張ってきたつもりのこの俺が…… こんなことでへたばってたまるかと、近くにある整形外科専門の病院へ駆け込んだ次第。ことの顛末をお医者さんに話しますと、あそう、じゃ立って床に手をつけるように身体を前に曲げてごらん、後ろに反ってごらん、うーんずいぶんやわらかいんだね。当たり前ですよまだ現役で身体をうごかしてるんだい。いやいやそんなえらそうに傲慢な態度をとってはいけない。こっちは患者で助けを求めにきてるんだから。今度はベッドの端に腰掛けて足をぶらぶらさせ、ゴムの小さなハンマーのようなもので、膝頭の少し下辺りをコツン、ピックン思わず先生を蹴飛ばしちゃった。わざとやったわけではありませんよ、足が勝手に動いたのですから。次は足の土踏まずの辺りをさわって、うーん左足の動脈の拍動が少しばかり弱いなあ、よし腰のレントゲンを正面と側面二枚撮って。 今しがた撮ったばかりのレントゲン写真の映像を見ながら先生曰く、若いときどんなスポーツをやっていました? はい、中学、高校時代は柔道部、大学時代から現在まで空手道です。またアルバイトで石切り場や荷役の重労働もやっていました。ははあなるほどねぇ、見てごらん、あなたが心配するヘルニアのような厄介なものはないが、七十五年間酷使した腰椎はこんな風にがたがたになっています。椎間板は紙のように薄くなっているし、腰椎はずれて変形している。先生、痛み止めとか湿布薬はないんですか? よほど我慢ができないというのなら別ですが、痛み止めを余り飲むのはよくないし、湿布薬は捻挫などで腫れている時期なら使いますがあまりねぇ、牽引という方法もありますが、これもまたすぐ元に戻ります、それよりも毎日二回ぐらいお風呂に入ってよく温まったらどうでしょう。冗談じゃありませんよ、いくらなんでもそれほど暇人じゃないしそんなことしてたらふやけちゃいますよまったく。  そうか七十五年か…… いつの間にか大したことも出来ないうちに随分遠くまで来たもんだ─。 少し来し方でも振り返ってみるか。
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by masashi-ishibashi | 2008-04-07 19:20
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俳優石橋雅史ぶらぶら日記
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