石橋雅史の万歩計

桜吹雪

 今日は本当に暖かい一日でしたね。暇な老人としては若いものに負けてなるものかと、ありもしない髪の毛を逆立てて時間さえあれば、老いの一徹岩をも徹すの勢いで足腰を鍛えるために、多摩川の土手を歩いていますが、土手沿いに咲き誇るソメイヨシノの並木は樹齢も結構なものとあって、巨大な花の笠を広げたように垂れ下がって地面を蓋い一陣の風に舞う花びらは、まさに辺りがかすむほどの桜吹雪、感無量、先日ある禅僧がおっしゃっていた「生涯現役 臨終定年」という言葉が思い出されて、人の一生もこうありたいものだなあとしばし考えさせられたものである。人間いくつまで生きてもいいけど萎れた花でいつまでもぶら下がっているのではいかにも情けない。しかし人の行く末運命は誰にも分からない。そうありたいと願うのみ。桜の下で一人の老人がぽつねんとすわりコンビニ弁当をひろげて、缶ビールを紙コップに注ぎ花を見つめては一呼吸してぐいと飲む。今日はウイークデイとあって花見のひとはほとんどいない。満開の桜を独り占めしているかのように老人はまたビールを飲む。そういう私も老人なのだ。この人は孤独なのかそれとも風流なのか、年を取って秒読みの段階に入ると時間が凝縮されて若いときにはあまり気づかずにやり過ごしたことに愕然とする。来し方行く末を見つめながら。
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by masashi-ishibashi | 2008-04-04 17:57
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俳優石橋雅史ぶらぶら日記
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