うちの老猫
今日は夕方からウォーキングをやろうと思っていたのだが、生憎の雨とあって中止。それにしても蒸し暑い。空梅雨とはいうものの、やはり梅雨は梅雨だ。うちの老猫もあちこちと、ひんやりしていそうな所へ移動しては、飴のように長々と伸びて正体もなく眠っている。この老猫の名はチラという。人間で言えばもう104才になる。1985年7月31日の生まれだから、ちょうど満22年生きているのだ。猫の年令は人間に換算すると、生まれて1年で20才、その後1年ごとに4才年をとっていくのだそうだ。だから今や私jたちの年令をはるかに追い越している。ペット屋からおくるみに包んで連れて来た時は、手のひらに乗るくらいの可愛い子猫だったのに、今や毛は禿げっちょろけ、色褪せて艶はなくなり、歩く足はもつれよろけ、腰は落ちて惨憺たるものである。そうそう、名前の由来をちょっと紹介しておこう。性別はメス、品種はチンチラと日本猫のハーフ。だから目はパッチリとアイラインがはいり、鼻頭はレンガ色、顔は丸顔で毛はフワフワと器量よし。さてこの子に何という名をつけよう。みんなで考え出したのがチラである。チンチラではあるがメスだからチンがない、おまけにハーフだから半分チンを取ってチラにしよう。といったわけで簡単にチラと決まっちゃった。人間のストレス解消に心ならずも尽くし、可愛がられてきた彼女も、あまりの長生きに、最近は、あんたが長生きするから、泊りがけの旅行にも行けやしないじゃない、とさんざん疎まれたり、かと思うといきなり可愛い可愛いと息が止まるほど抱きしめられたり、無抵抗にされるがまま。人間とは勝手なものである。老猫介護……じゃない老老介護で今や大変。しかし、敵もさるもの引っ掻くもの、天上天下唯我独尊とばかりに、我が家に来て以来、名前を呼ばれても知らんぷりで人の顔など見たこともない。可愛い顔で人を見上げてニャーオーと鳴くのはお腹が空いたときだけ。あとは尻尾を立てて、あたしのそばに寄るなとばかりにしゃなりしゃなり。自分勝手、利己主義でもある。でもこの子がいなくなってしまったら、きっと寂しいことだろう。
by masashi-ishibashi
| 2007-06-30 00:21
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