石橋雅史の万歩計

啓蟄

今日は啓蟄ですね。冬ごもりをしていた虫たちが目覚めて、這い出てくる時だそうです。もう春です。今日、朝日新聞の天声人語の欄に虫ということで、俳人の高浜虚子と加藤楸邨<しゅうそん>の句が書いてありましたが、まったくそのとうりです。共感が持てる句なので記しておきますと、虚子の方は「蜘蛛に生まれ網をかけねばならぬかな」。また楸邨の方は「糞ころがしと生まれ糞押すほかはなし」と。楸邨の言葉をお借りしますと「生きるということが、人間にとって崇高なものなら、糞を転がすことも、屁をひることも、虫にとっては崇高な生き方なのだ」と。私も俳優という職業を選び他のことは何も知らないのですから、終生、俳優という仕事に誇りを持って真摯に取り組んでいかなければならないのです。
私の息子も蛙の子は蛙で、俳優の道を選び現在、石橋徹郎<てつろう>という名前で劇団文学座に所属していますが、果たしてどんな役者になることか。
今日、三月五日、新国立劇場初日の鄭 義信<チョン ウイシン>作・演出の「パーマ屋スミレ」に三月二十五日まで出演しています。よかったら是非観てやってください。なかなかいい役のようですよ。啓蟄にあやかって、もうそろそろ春の息吹をいっぱいに吸い込まなくてはいけませんね。
鄭さんは2008年にやはり新国立劇場で「焼肉ドラゴン」を作・演出しスタンディング・オペーションの熱狂的な反響を巻き起こして多数の演劇賞を獲得しました。再度の乞うご期待です。


     啓蟄ぞ春の息吹にまみれけり

                  雅史
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by masashi-ishibashi | 2012-03-05 20:48
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俳優石橋雅史ぶらぶら日記
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